久しぶりにフィラリア陽性。

フィラリア検査

しばらくブログの方お休みしておりました。
今までのようなまとめ記事だと作成に時間がかかってしまい、
なかなか更新ができないでいたので、
今後は日々の症例や病院であったことなどを
気軽に更新したいと思いますので改めて宜しくお願いします。

 

今月から狂犬病予防注射と
フィラリア予防・ノミダニ予防の処方が増えてきました。
(フィラリア薬の投薬は4月末から5月末くらいから
始めていただければ大丈夫です。)

先日フィラリア予防薬処方の際の検査をさせて頂いたら、
久しぶりにフィラリア陽性のわんちゃんがいました。
問診票を確認すると昨年もしっかり予防していたとのこと。
検査キットの判定ミスの可能性もあるので、
同一のキットで3回と他のキットでも再検査しましたが、
やはり陽性で出てしまいました。

フィラリア検査

 

 

毎年飲んでいても感染の可能性あり?

 

このわんちゃんは昨年の他の病院でのフィラリア検査は
陰性だったとのこと。
昨年も飲んでいて陽性になってしまう可能性としては

  • 昨年の最後の投薬をしっかり行えていなかった。
  • 昨年の検査の感度が低くて、実は昨年から感染していた。
  • 昨年の検査直前に感染していて、検査では引っかからなかったが、1年かけてフィラリアが成虫まで成長してしまい、今年の検査で引っかかった。

その他にも可能性はいくらでもありますが、こんなところでしょう。
当院で行っているフィラリア検査はフィラリアの抗原検査と呼ばれ、
フィラリアの成虫がいる場合に検査陽性となります。
病院によってはミクロフィラリア検査という血液を直接見て
フィラリアの仔虫を探すという検査をすることがあります。
こちらの検査は感度が低いのでオカルト感染とよばれる、
感染しているのに検査で引っかからないという現象が
起こることが多くなります。
もしかすると今回のわんちゃんもこれだったのかもしれません。
ミクロフィラリアは血液中には出ていませんでした。

 

フィラリア陽性だったらどうするのか。

 

さて、今回フィラリア陽性だったわんちゃんはどうなったのか。
超音波検査で心臓の状態を確認させて頂いた結果、
心不全や大量の成虫の感染は認められなかったため、
「予防薬を通年投与してフィラリアの成虫が死ぬのを待つ」
という選択をさせていただきました。

どういうことかというと。
もうすでにフィラリアの成虫が心臓にいる状態ですので、
フィラリアの仔虫が生まれる状況にあります。
仔虫は予防薬で駆除できますので、これを季節に関係なく一ヶ月に
一回投薬することで仔虫が増殖するのを防ぎます。
投薬時に仔虫が死んでしまうことでアレルギーが発生する可能性が
ありますので、予防のためにステロイド剤を先に飲ませてから
投薬を行います。
フィラリアの成虫の寿命は大体5−6年と言われていますので、
その頃には検査結果も陰性になるんじゃないかと思います。

もちろん心不全や大量の成虫が認められた場合には
心不全の治療や成虫の駆除を行うことになります。

 

結局まとめ記事っぽくなってしまった。。。
次回からはもう少しライトに記事を挙げますね♪

 

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