ドライアイってなんなんですか!?(治療編)

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診断編からの続編です。
前回、ドライアイは涙のそれぞれの成分
「油層」「水層」「ムチン層」の異常が原因となって
起こるとお話ししました。
今回はそのそれぞれの異常に対してどういった治療をしていくか
、、、というお話し。

ドライアイの治療は2つに分ける

ドライアイは前回の説明の通り、
油層、水層、ムチン層のそれぞれの異常で発生します。
その結果、
〇「涙の量が足りない」------涙液分泌減少
水層の異常が関係
〇「涙がすぐに蒸発してしまう」--涙液蒸発亢進
油層、ムチン層の異常が関係
の2つが発生します。
そのため、それぞれの層に対する治療をすることで
これを改善することがドライアイの治療の目的になります。

涙の量が足りない

水層の異常の場合、涙腺の機能低下が原因です。
これは多くが自己免疫性の涙腺の萎縮と考えられていますので、
免疫抑制剤かステロイド系の目薬を使用して反応を見ます。
よくつかわれるのはオプティミューンという薬です。
ここで難しいのは、自己免疫性であるということ。
これはほとんどが体質の問題ですので、
今後一生目薬が必要であるということになります。
さらに、涙腺は一度萎縮すると再生しません!!!
ドライアイになってしまって時間がたっていればたっているほど
薬での回復は難しくなってしまうということなんです。

涙がすぐに蒸発 -油層-

油層の場合、マイボーム腺の機能異常が問題となります。
多くはまぶたの炎症などでマイボーム腺が詰まっていますので
これを解消しましょう。
ほとんどの場合皮膚炎の延長上でまぶたが腫れていますから
皮膚炎の治療も必要になります。
まぶたの治療が済んでもまだ油が詰まる場合には
油を溶かす治療をしていきます。
人肌程度にまぶたを温めて固まった油を溶かしだしていきます。
これに成功すれば油は涙の表面を覆い、
蒸発するのを防いでくれます。

涙がすぐに蒸発 -ムチン層-

また、ムチン層の場合には結膜の杯細胞の数の減少が原因です。
これに対しては最近開発された(!)目薬を使います。
ジクアスというこの目薬国内開発の目薬ですが、
杯細胞からのムチン分泌だけでなく涙(水)も増やします。
この目薬に反応してくれれば涙の分布が均一になり、
眼の表面が涙できちんと覆われるようになります。

ドライアイの治療は根気がいる!

兎にも角にもドライアイの治療には根気が必要です。
特に今まで上げた原因が複数関係している場合などは
一つずつ可能性をつぶしていかなければなりません。
でも、ドライアイで痛みや不快感
最悪の場合、失明してしまうことを考えれば
頑張って治療できますよね!!

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